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無痛分娩での出産を予定している方の中で、普段コンタクトレンズを使用している方から「分娩中もコンタクトを着けたままで大丈夫?」という質問をよくいただきます。視力が低い方にとって、出産直後の赤ちゃんの顔をはっきりと見たいという気持ちは自然なものです。
この記事では、無痛分娩時のコンタクトレンズ着用ルールや、入院準備で必要な視力矯正グッズについて詳しく解説します。

無痛分娩中のコンタクトレンズ着用は原則禁止とする病院が多数
結論から申し上げますと、ほとんどの産院や病院では、分娩中のコンタクトレンズ着用を禁止しています。これは無痛分娩であっても同様です。
「無痛分娩なら意識がはっきりしているから大丈夫では?」と思われる方もいらっしゃいますが、無痛分娩であっても予期せぬ事態が起こる可能性があるため、コンタクトレンズの着用は推奨されていません。
多くの病院では、手術時と同様の注意事項が適用され、コンタクトレンズだけでなく、メイクやマニキュアなども控えるよう指示されます。これは妊婦さんの顔色や爪の色から体調変化を確認するためです。
緊急帝王切開への移行時に伴う全身麻酔のリスク
無痛分娩では、通常は硬膜外麻酔という局所麻酔が使用されます。しかし、分娩の進行状況によっては、緊急帝王切開が必要になるケースがあります。
緊急帝王切開に移行する際、状況によっては全身麻酔が必要となる場合があります。全身麻酔下では意識がなくなり、まばたきもできなくなるため、コンタクトレンズを装着したままでは角膜を傷つけるリスクが高まります。
麻酔科医や産婦人科医は、緊急時に速やかな対応が求められるため、事前にコンタクトレンズを外しておくことで、急変時の処置をスムーズに行えるようになります。無痛分娩から帝王切開への移行は決して珍しいことではなく、母体や赤ちゃんの安全を最優先に考えた判断です。
長時間の分娩所要時間による目の乾燥や角膜トラブル
出産は数時間から十数時間に及ぶこともあり、特に初産婦さんの場合は長時間の分娩となる傾向があります。
長時間コンタクトレンズを装着したままでいると、目の乾燥が進み、角膜トラブルの原因となります。特に分娩室は空調が効いており、想像以上に乾燥しています。
また、陣痛の痛みや麻酔の影響で意識が朦朧としたり、痛みのあまり目をぎゅっと閉じてしまったりすることで、コンタクトレンズがずれてしまう可能性もあります。汗を拭く際にタオルでこすってしまい、レンズが外れてしまうケースも報告されています。
分娩中は自分でレンズケアをする余裕がないため、最初から裸眼またはメガネで臨む方が安心です。
コンタクトを外すタイミングと入院時に必要な準備
では、実際にコンタクトレンズはいつ外せば良いのでしょうか。また、入院時にはどのような準備が必要でしょうか。
麻酔処置の前や分娩室移動時に外す一般的な流れ
コンタクトレンズを外すタイミングは、病院によって多少異なりますが、一般的には以下のような流れになります。
入院時に外すよう指示される病院が最も多いです。陣痛が5分間隔になって病院に連絡を入れた後、自宅でコンタクトレンズを外してから向かう方も少なくありません。
無痛分娩の麻酔処置の前に外すよう求められる場合もあります。硬膜外麻酔のカテーテルを挿入する際、体調の変化を細かく観察する必要があるためです。
分娩室への移動時に外すケースもあります。この場合、陣痛室までは装着していても良いとされることがあります。
ただし、緊急時の対応を考えると、できるだけ早い段階で外しておくのが安全です。計画無痛分娩の場合は、入院日が決まっているため、入院時点で既にメガネに切り替えておくとスムーズです。
入院バッグに必ず入れるべきメガネと保存液セット
普段コンタクトレンズを使用している方でも、出産時には必ずメガネを持参してください。視力が低い方にとって、メガネは必需品です。
入院バッグに入れるべきアイテムは以下の通りです。
メガネは、普段使っているものを必ず用意しましょう。分娩台でも邪魔にならないよう、できるだけ軽量でフィット感の良いものがおすすめです。予備のメガネがある方は、それも持参すると安心です。
メガネケースも忘れずに。分娩中は外しておき、出産直後にすぐかけられるよう、助産師さんに預けられるケースがあると便利です。
コンタクトレンズ保存液とレンズケースも持っていきましょう。陣痛が来て急いで病院に向かった場合、コンタクトを着けたまま来院することもあります。その際、病院ですぐに外せるよう、保存液とケースは必須です。
眼鏡拭きもあると便利です。出産時は汗をかくため、メガネが曇ったり汚れたりすることがあります。
退院後も、しばらくは赤ちゃんのお世話で忙しく、コンタクトの装着が難しい場面が増えます。産後の入院生活を快適に過ごすためにも、メガネの準備は万全にしておきましょう。
出産直後の赤ちゃんの顔をはっきり見るための対策
「裸眼では何も見えない」という方にとって、出産直後の大切な瞬間に赤ちゃんの顔がぼやけて見えるのは避けたいものです。
分娩台の枕元や助産師にメガネを預けておく相談
出産直後にすぐメガネをかけられるよう、事前に助産師さんや看護師さんに相談しておくことをおすすめします。
多くの先輩ママたちは、分娩台の枕元や近くにメガネケースを置いておくよう助産師さんにお願いしています。出産直後、赤ちゃんを胸の上に乗せてもらう前に「メガネをかけさせてください」と伝えれば、スムーズに対応してもらえます。
バースプランに「出産直後にメガネをかけたい」と記載しておくのも良い方法です。医療スタッフも事前に把握できるため、適切なタイミングでメガネを渡してもらえます。
実際の体験談として、「赤ちゃんが産まれた瞬間、すぐにメガネを手渡してもらい、我が子の顔をはっきり見ることができた」という声が多く聞かれます。助産師さんたちも、この瞬間の大切さを理解してくれているため、快く協力してくれるでしょう。
写真撮影の際も、メガネをかけた状態で問題ありません。むしろ、普段のあなたらしい姿を残せます。
1dayタイプなら着用可能な一部産院の例外ケース
ごく一部の産院では、1dayタイプの使い捨てコンタクトレンズに限り、着用を認めているケースがあります。
1dayタイプは、万が一外す必要が生じた場合でも、その場で捨てられるため、保存液やケースが不要です。また、清潔な新品のレンズを毎日使用するため、感染リスクも低いとされています。
ただし、これはあくまで例外的な対応であり、多くの病院では1dayタイプであっても禁止されています。無痛分娩から緊急帝王切開への移行リスクや、長時間の装着による目のトラブルは、レンズのタイプに関わらず存在するためです。
もし1dayタイプの着用を希望する場合は、必ず事前に担当医や助産師に確認してください。無断で着用していると、分娩時に外すよう指示され、慌てることになります。
また、許可が出た場合でも、予備のメガネは必ず持参しましょう。分娩の進行状況によっては、急きょ外す必要が生じる可能性があるためです。
まとめ
無痛分娩でも、コンタクトレンズの着用は原則禁止とする病院がほとんどです。緊急帝王切開への移行時の全身麻酔リスクや、長時間の分娩による目のトラブルを避けるためです。入院時や麻酔処置前にコンタクトを外し、メガネと保存液セットを必ず入院バッグに入れましょう。出産直後に赤ちゃんの顔をはっきり見るため、助産師にメガネを預けておく相談をしておくことをおすすめします。事前に病院の方針を確認し、安心して出産当日を迎えましょう。